東寺~京都の冬の風物詩「後七日御修法」2018



真言宗では最高の儀式
「後七日御修法」2018






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(1月8日撮影)



平安時代から宮中では元日から前七日に神事を、後七日に仏事を執り行なうことになっていました。
後七日に行なうことから「後七日御修法(ごしちにちのみしゅほう)」と言われています。

国家、五穀、国土などを祈って、7日間(二十一座)に渡り祈念します。
後七日御修法は東寺にとっても最も重要な国家行事の一つです。

後七日御修法は834年(承和元年)空海が勅命により、大内裏中務省で最初に行なったそうです。
翌835年、空海の創請により宮中に真言院が設けられ、以後真言院で行なわれるようになりました。
ただ室町時代末期には中止され、江戸時代初期に再興され、明治維新後は東寺で行なわれるようになったそうです。

したがって、全国の寺院で後七日御修法を行なっているのは、東寺だけですね。
真言宗の最高の儀式で秘法とされています。
修業が行なわれる東寺の灌頂院に入ることは出来ません。

ただ、本坊と灌頂院を往復する行列は見ることが出来ます。









東寺の本坊前です。




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1月8日、午前11時半、天皇の勅使が勅使門より天皇の御衣を携えて本坊に入りました。
その御衣を、灌頂院道場まで唐櫃に入れ行列で運びます。
その行列の先導役が雨の降りしきる中、御門の前で待機しています


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11時40分ころ、行列が本坊より出てきました。
あいにく当日はかなりの雨が降っていました。


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あらかじめ縄を張られた参道を数百メートル先の灌頂院へゆっくりと進みます。


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雨が激しく降ります・・・沿道にはわずかに信者さんが手を合わせてお見送りして居ます。

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天皇の御衣を入れた唐櫃です。菊の御紋が・・・


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天皇の勅使も参加されていました。
各派から多くの僧侶が縄の外で手をあわされていました。

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天皇の勅使の一行が灌頂院から本坊へ帰ってきますと、

本坊に待機していた真言宗の各派の高僧40名ほどが、
修業のため再び灌頂院へ向かって行列で向かわれます。

このような高僧の方々が一堂に会している光景は初めて見ました。
思わず頭の下がる思いでした。


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雨がひどいため傘を差し掛けている若い僧の衣は、雨にびっしょりと濡れていました。

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雨のため思うように撮影が出来ずに残念でした(ーー;)





(1月9日撮影)

翌日、天気が回復しましたので再び東寺を訪ねてみました・・(^^ゞ


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灌頂院へ向かう行列は昨日と違う時間帯でした~

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本坊から高僧の方々が、行列をつくり再び灌頂院へと向かいます。

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向かわれるとき檀家さんや信徒さんが、南無大師遍照金剛と手を合わせ唱えておられました。


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そして灌頂院へ入って行きます。すぐに御門は閉めれます。

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このような伝統的な修業が、新年早々東寺で行われているのには驚きました。

今年は様子を見るためのロケハン状態でしたが、来年は一週間詰めてみたいと思います。








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by otti468 | 2018-01-14 17:21 | 四季の風景
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